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  • 2016.06.21 Tuesday
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店番日誌ディープ・大切なお知らせです。

こんにちは。
今回は、大切なお知らせがあります。
直接会えた作家さん達にはお伝えしつつあるのですが、ニヒル牛2の建物、とうとう取り壊しが正式に決定してしまいました。
ちぇー。
残念ながら、私の予想よりちょっと早かったです。(後、数年はいけると思ったんだけどな)
それで、ニヒル牛2も立ち退く事となりました。大家さんと色々な交渉の末、期日は。
2015年12月31日。
はい。
今年いっぱいで、こちらの建物でのニヒル牛2の営業はおしまいとなります。
大好きな場所で、みんなにもとてもとても愛していただいて、色んな事をたくさんやって、ちょうど10年。好き勝手に遊んでいた私達の時間も、とりあえず一度お開きです。
話せた作家さんは、みんなすごく残念がってくれました。泣き出してしまう人達も結構多くて、私も貰い泣きしてしまったりして、あらためて、ほんとに幸せなニヒル牛2だったなあと。
建物の老朽化に大家さんが、もうこれ以上ここに責任は持てないと言ってるとは聞いておりました。
それがだんだん具体的になっていって、やだなあと思っていたらとうとう「今年の6月までで」と。
いやいや、待ってよ!
ただの店子である私達にはどうする事も出来ない。それでも!「年内はなんとかニヒル牛2を続けたいです」と交渉しました。(ほんとはもうちょっと乱暴な言い方でした)
今年のニヒル牛2にはもうすでに、いろんな企画が浮かんでいたんだもの。
作家さんスタッフ、楽しみにしてくれていたお客さんと、悔いなくこの一年を過ごしたかったんです。
去年のクリスマス展を担当した作家達が、終わってすぐに今年もやりたいと直訴してくれていて、次はよりみんなの作品を素敵に並べるんだと色んなお店を回って研究まで始めていて、あんなに大変だったのにすごいなあと思っていた私は、年内という予定だけは絶対に譲れないと!
大家さんもそれでOKしてくれました。
よく聞かれるのは、ニヒル牛2を新しくどこかで始めるのか?
それはありません。
ニヒル牛2はこの場所ありきでした。どこでもいいと言う物ではないのです。そして、もしまた始めるのなら、もちろん何か新しい事です。
だから、ニヒル牛2はやりません。
そして、作家さん達はどうするか?
直接会えた方にはお話ししているのですが、希望の方には全員、ニヒル牛で場所を用意していこうと思っています。(順番になってしまうのてすが)そのため来年早々ニヒル牛は大改造いたします。ニヒル牛2で分かった色んな事を取り入れ、ニヒル牛ももっともっと、楽しい場所に作っていきます。
それは正直、ちょっと胸の踊る作業です。見せてやるぜ!新しいニヒル牛をな!!
終わってしまう事は変えられません。
だけど、まだまだ、今年はいっぱいあります。
最後までここで、みなさんと一緒に遊びたいです。
以上が大事なお知らせです。
私達は、その事が決まってから色々と相談して、企画も改めて練り直し、ニヒル牛2の今年いっぱいの予定を、めちゃくちゃいい物にしたいと相談して来ました。
その内容がほぼ決定したので、この後はそれらの事を書きます。
もちろん、まだ最終決定では無い予定もありますが、こんな事考えてるんだって私達のわくわくしている構想も含めて、知っていただけると嬉しいです。
ニヒル牛2、2015年スケジュール!!
『まつこのお針子箱』開催中。
まつこさんの洋服は、ニヒル牛2の一つの顔でした。それが夏の洋品店となり、ニヒル牛ファッションショーまで続いていったと思っています。彼女の始めてとなる個展をぜひやりたかった。絶賛開催中。
『kuqiとTamai 2人展』3/13〜3/25
ニヒル牛2には隠れスタッフ的に、ずっと色んな企画を手伝ってくれていた大事なブレーンkuqiちゃんがいました。最後の展示はどうする?と聞いたら、彼女が最も信頼している絵描きのTamaiさんと2人展にしたいと。もちろんお願いしました。大きな声では言えませんが、Tamaiさんの個展のおかげで、私はずっと憧れていた漫画家さんに会えたのよ。
3/27〜4/8『わたなべいくこ個展』
ニヒル牛2初期スタッフで、絵描きとして布作家として、今一番勢いのある作家さんです。今年に入ってからすでに3度目(!)となる個展。多分来年はもっともっと活躍していくのだろうなと。その一つの瞬間を見せてもらえるのが楽しみです。
4/10〜4/22『お針子bambiと白ふくろう舎』
イラストレーターとして、すでに売れっ子の白ふくろう舎さんに、これからが楽しみな若い洋服作家bambiとの2人展をお願い致しました。二人ともニヒル牛2でずっといろんな企画に関わってくれていた大好きな作家さん達。今回もワークショップからコラボまで、すげえ真剣に、どうかと思うくらいに真剣に、遊んでくれています。真剣に遊んでくれた人がいたから、ニヒル牛2は楽しい店になれたのだなと、あらためて。
4/24〜5/19『旅の本展』
もちろんやります!個人的にもっとも楽しみにしている展示。私が唯一作品を出す展示。こちらは参加作家さん大募集です。今回はディスプレイを切なくおかしい世界を作る岸キエコが担当。どんな空間にどんな本が集まるのか。ああ、私だって今年も書くぞー。
5/22〜6/3『大竹サラ個展』
ニヒル牛2の開店から、作品を置いてくれている、漫画家でパスカルズのバイオリン、サラさん。いつか、絵描きとしてのサラさんの、濃厚な空気や風が流れるあの世界をきちんと見てみたいとずっと思っていました。最後の最後に何とかかなって嬉しい。
6/5〜6/24『夏の洋品店』
今年も盛り上がりましょうね。もちろん作家さん大募集。ニヒル牛2で一番人気の展示だったかもしれません。沢山のここにしかない服を思う存分試着して、みんなできゃいきゃいと選びましょう。ニヒル牛2の洋品店は、どこの洋服展示とも違う、気軽でへなちょこでわくわくわとする、特別な雰囲気なんですよ。
6/26〜7/15『くす美個展』
もちろん、くす美です。ニヒル牛2の空間を作ったのはくす美。彼女が個展をやってくれなかったら、私はニヒル牛2を終わらせられなかったかもしれません。くす美のファンはもちろん、始めてくす美を知る人達に、その世界を見せてあげられるのが嬉しいです。
7/17〜8/5『海展』
幻想的な海の風景をふたたび。今年は3回目。この展示の事を思うと、ニヒル牛2の閉店がすごく残念になってきます。3人の若い作家が作り上げた展示は、開催中の2週間の間にもどんどんと広がっていき、噂になって人を集め、ちょっとした伝説になっていました。どこかで海展をやれるにしたって、この空間に広がる海は、やはり奇跡だと思います。必見。
8/7〜8/26『むし展』
なんと、今回で8回目!!作家さん始動で続いている企画展として、1番長く続いているニヒル牛2の夏の風物詩です。むしが嫌いな私が、ちょっとかなぶんに感情移入が出来る様になったのはこれがあったからかもしれません。ニヒル牛2の空間にむしがあふれるのはこれが最後です。参加作家さん、募集いたします。
8/28〜9/9『生駒菜々子』
ニヒル牛2スタッフでもある菜々子の展示です。ニヒル牛のスタッフは、私以外はみんな物を作ります。作家です。彼女は他で個展をやったり活動していましたが、私はあえて、沢山の作家の場所であるニヒル牛2では、身内の彼女の個展はやりませんでした。それでも静かな彼女の活動の切れ端は知っていて、この場所できちんと彼女の作品を見たいと思っています。
9/25〜10/7『野ゲーキ・最後の野遊び』(仮題)
ニヒル牛マガジンでおなじみ2コの考案した、野の花でケーキを作る野遊び。2コが以前「最後の野遊び」という言葉を使うのを聞いて、私はその情景が広がるような美しい寂しさが、忘れられませんでした。この展示はニヒル牛作家さん数人にお願いしての企画展にしようと思っています。最後の、野遊びです。
10/9〜10/21『コヤヒロカ』
ニヒル牛2のお客様ならご存知。ニヒル牛2店番ヒロカです。一番この場所にいた、ここの匂いを作ったヒロカです。それでも菜々子と同じ理由で、ヒロカの個展はやってきませんでした。もちろん彼女が自分の作品を愛してくれている人を増やし、自分の世界を広げて、成長していったのを知っています。そう。ヒロカは一番、ここでの落とし前をつけなければいけないのです。見せてもらいます。
10/23〜11/4『淺井カヨ企画展』
モガのカヨ様。ニヒル牛2の佇まいが、何よりもお似合いのモガでした。ニヒル牛2で、プロマイドを売っているのが自慢でした。まだ詳しくは言えませんが、素晴らしい企画を考えています。モガ魂見せつけます!
11/6〜12/2『クリスマス展』
ニヒル牛2を何とか年内は続けたい!と思った大きな理由です。にぎやかに楽しいクリスマスを、今年もまた作ってくれると思います。もちろん参加作家さん募集致します。ニヒル牛2での最後の誰でも参加出来る企画展となります。
12/4〜12/31『山中奈緒子・ダンボールの街』
ニヒル牛2、最後の展示です。最後は静かに終わろうと思っています。
言うまでもない山中奈緒子さんのダンボールの街。眼に焼き付けて下さい。私は焼き付けます。
大切な告知なのに、随分と長くなってしまいました。
終わるということより、ここでこれから何があるかを、もっと強くお伝えしたかった。
そして作家さん達、この場所での企画展に、もう次はありません。迷っていたりいつかはと思っていたのなら、ぜひ参加して下さい。
それからニヒル牛2に作品を置いてみたいと思っていた方、一度は遊びに行きたいと思っていた方も、今年いっぱいの機会を逃がさないで下さい。
すべての問い合わせは nihirugyu2@jcom.home.ne.jp まで。
さあ、みなさん最後の1年が始まります。

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石川ある
いしかわある 西荻窪 ニヒル牛・ニヒル牛2オーナー 埼玉県所沢市出身。ニヒル牛2では、今『旅の本展』開催中!

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